【感想】Season1-7 The Moth (暗闇の中で)

あらすじ

チャーリーの様子に異変が…それもそのはず、ヘロインの禁断症状が本格化してきたのだ。
頼みの綱・ロックは「3回頼んだら返す」と意味深な条件を提示し、チャーリーはもがき続ける。

一方、サイードはフランス語の信号の発信源を特定するため、3方向からの同時トライアングル作戦を開始。
その裏で、ジャックが洞窟内で崩落に巻き込まれ、生死不明の状態に──!

誰もが混乱する中、チャーリーが自ら救出に挑む。
そして、洞窟の暗闇の中に現れたのは──1匹の「蛾」だった。

再発見ポイント

◆ タイトル「The Moth」の象徴性がすごい

禁断症状に苦しむチャーリーと、もがきながら羽化しようとする蛾を重ねる構成が秀逸すぎる。
ロックのセリフも名言級:

「苦しむことで強くなる。それが生き残るってことだ」
最後に蛾が夜空へ飛び立つシーン、これはもう“チャーリーというキャラの誕生”でしょ(^ ^)

「3回」が繰り返される演出の妙

ロックにドラッグを頼めるのは3回まで

チャーリーの懺悔も3つの罪

サイードの作戦も3箇所同時

チャーリーが蛾を見たのも3回目で“覚醒”

この3という数字がドラマ全体にリズムを与えてて、無意識にグッとくる構成。

◆ チャーリー、名誉挽回

洞窟崩落の原因を作ってしまったチャーリーが、
ラストでジャックを自力で救出し、みんなの前に現れた瞬間──
「完全に挽回した!」って心の中で拍手した人、多いはず。

◆サイードの作戦、まさかの妨害者登場

ついに信号源を特定しかけた…と思ったら、背後から一撃でノックアウト!
え、誰⁉︎
ここで物語はまた一段と「ミステリー要素」が加速していく。

この回の感想

感情的にも構成的にも、めちゃくちゃ完成度の高い回。
チャーリーの過去→現在の苦しみ→覚醒→救出→ドラッグと決別、という完璧な成長アークが30分で描かれてるのがすごい。

そして、ラストの蛾のシーンとロックの

「I’m proud of you.」
の破壊力。あれ、絶対泣く。

派手さはないけど、人間ドラマと希望の光がギュッと詰まった1話
何度でも見返したくなる“良回”です。

まとめの一句

チャーリーの
兄貴観てると
辛くなる

Lostfun