あらすじ
今回はジンとサンの過去と、現在のすれ違いにフォーカスした回。
韓国財閥の娘・サンと、漁師の息子ジン。
愛し合って結ばれた2人だったが、サンの父・Mr.パイクの命でジンが働き始めた瞬間、
2人の関係は少しずつズレ始めていく。
一方、島ではマイケルが建造していた脱出用のいかだが謎の放火で大炎上。
疑われたのは、サンの夫・ジン──
マイケルはジンを問い詰め、ついにサンが英語を話せることがバレてしまう…。
このエピソードのポイント
◆ タイトル「…In Translation」の意味
タイトルの “Lost in Translation” は「言葉のすれ違い・伝わらない気持ち」を意味していて、
この回では、まさにそれが夫婦間、島の住人同士、そして過去と現在のあちこちで描かれます。
◆ ジン=ただの暴力男、ではなかった
過去のジンは、愛するサンのために汚れ役を引き受ける不器用な男。
上司の命令に従う一方で、本気で“手を汚す”ことには葛藤があり、
家でスーツを洗いながら泣き崩れる姿は胸が締め付けられます。
彼が父に「アメリカに行ってやり直す」と語る場面は隠れた名シーンだと思っています。
◆サンの英語バレ事件、ついに勃発
マイケルに暴力を振るわれ続けるジンをかばって、
「ジンはやってない!」と英語で叫ぶサンの声が、すべてを変える。
みんなが驚き、ジンも愕然とする…あの静まり返った空気、鳥肌モノでした。
このエピソードの感想
サンが英語を話した瞬間、場面の緊張感がMAXに。
あれまで我慢し続けてきた“心の声”が、やっと出た瞬間なんですよね。
フラッシュバックでのジンが、仕事のストレスや道徳とのジレンマに苦しんでいて、
「サンにだけは優しくありたい」と思っていたことが伝わってきて泣ける…。(/ _ ; )
ラスト、サンがタオルを外して再び水着で歩くシーンは、まさに“自分を取り戻す”象徴的な瞬間。
そして、誰もが気づかなかった真犯人──
そう、いかだに火をつけたのはウォルト!
彼の「島にいたい」という純粋で残酷な本音も、LOSTらしい二面性を感じさせました。
まとめの一句
マイケルが
Lostfun
弄ばれて
黄昏て…