あらすじ
墜落から3週間。
ジャングルで偶然発見された「黒いハリバートンのケース」を巡って、ケイトとソーヤーが静かな攻防を繰り広げる。
中には「4丁の拳銃」と「ケイトの過去」が詰まっていた──。
一方で、サイードはルソーの残した謎のフランス語メモを読み解こうとするが…手がかりは「月」や「銀色の海」など、意味不明な言葉ばかり。
やがてシャノンが歌う“あのフランス語の曲”によって、意外な突破口が見えてくる。
そして、ラスト。
ケイトが密かに取り出したのは──小さな飛行機の模型。
それは、彼女の“深い罪”と結びついていた。
このエピソードのポイント
◆ ハリバートン=パンドラの箱
重たくて、硬くて、開かない──
この黒いケースは、そのままケイト自身を象徴しているようにも見えます。
ソーヤーもジャックも開けたがる。でも、中身を知っても、彼女の本質には触れられない。
このあたりの演出、ほんと見事です。
◆ 「飛行機」は誰のもの?
ケイトが泣きながら握りしめていたミニチュア飛行機。
初見では「恋人の遺品かな?」と思いがちですが、
のちに語られる過去では、それが“自分が殺した相手の思い出”であることが判明します。
ケイト「彼は…私が殺した人よ…」
という重すぎる一言に、ジャックも視聴者も絶句。
◆ ロックとブーンの“地下”探索も進行中
表ではケイトのケース争奪戦が起きてる中、
裏ではロックとブーンがコツコツと例のハッチを掘っているのも地味にポイント。
本当に“水面下で”物語が進んでる感じがして、たまりません。
このエピソードの感想
ソーヤーが黒いケースをどうにか開けようと木の上から全力で放り投げるシーンは、思わず笑ってしまうような“地味にツボ”な瞬間。
そして秀逸だったのが、エピソードタイトルのダブルミーニング。
「Whatever the case may be(どんな場合でも)」という言葉が、“あの黒いケースの中身”と、“過去や真実に向き合うケイトの覚悟”の両方を意味しているという構成の巧みさに、ただただ唸らされました。
まとめの一句
女性陣
Lostfun
男性遍歴
ちょい痛め( ;∀;)