こちらのページではSeason1の登場人物を紹介します。
海外ドラマを観始めるとき第一話目はとても重要だと思いますが、LOSTは一話目からキャラクターがしっかり立っていて目が離せなくなります。
LOSTは俳優と役柄がハマりすぎていて、「キャスティングの妙」を非常に感じさせてくれます(^ ^)

ジャック・シェパード
(Jack Shepard)
俳優:マシュー フォックス (Matthew Fox)
元脊椎外科医で、オーシャニック815便の生存者たちのリーダーとなる。
冷静沈着で合理的、まさに「考える人」。でも、責任感が強すぎて全部を背負い込もうとする不器用なところも。
常に「信じる vs 科学」「運命 vs 選択」の狭間で揺れながら、自分の信念を貫こうとする頑固さが魅力でもあり、時に衝突の火種にも。
ロックとは何度も対立しながらも、島という得体の知れない存在に対して、次第に“信じる側”へと変化していく姿はLOSTのテーマそのもの。
医者らしく人命を第一に行動する正義感、ケイトやジュリエットとの恋愛模様、家族との確執など、あらゆる側面でドラマを引っ張る主人公。
ツッコミ(ネタバレあり)
シーズン後半は他のキャラが立ってきたことと性格が捻くれてきたことで、主役ってイメージ薄れました…(^^;;

ケイト・オースティン
(Kate Austen)
俳優:エヴァンジェリン・リリー (Evangeline Lilly)
本ドラマのヒロイン。一見クールでタフなサバイバー、でもその正体は…元・指名手配犯。
過去に重たい罪を背負い、815便に乗ったのも逃亡の途中だったケイト。
でも島ではそんな過去を感じさせないほど、行動力と決断力を発揮していく。
サバイバル能力も高く、木登り・追跡・銃の扱いなど何でもこなす万能タイプ。
とはいえ、人との距離の取り方が不器用で、ジャックとソーヤーの間で揺れ動く姿には、彼女なりの迷いや弱さもにじむ。
ツッコミ(ネタバレあり)
最初はヒロインとしての役をしっかり確立していましたが、物語中盤から尻軽感が出てきて、「間の悪い女」という感じでした(^^;;
もうちょっと清純派でいて欲しかった。

ヒューゴ・レイエス
(Hugo Reyes)
俳優:ホルヘ・ガルシア(Jorge Garcia)
あだ名はハーリー。陽気で優しくて、誰からも愛される“島のムードメーカー”。
宝くじで大金を当てたものの、その後の人生は不運の連続…。自分の運の悪さを疑って、精神的に不安定になった過去もある。
島では、持ち前の明るさと共感力で、常にみんなの心のバランスを取る存在に。
ジョークを飛ばしたり、お菓子を独り占めしたり、マイペースだけど根は超まじめ。
数字「4, 8, 15, 16, 23, 42」に異常なまでのトラウマを持ち、見かけるたびにビビるのは定番。
ツッコミ(ネタバレあり)
なぜ霊感があったのか。そして4,8,15,16,23,42の数字は結局何だったのか…
終始明るいキャラでしたが謎も多い(^^;;

ジョン・ロック
(John Locke)
俳優:テリー・オクィン(Terry O’Quinn)
オーシャニック815便の事故で無人島に流れ着いた一人。
元は車椅子生活をしていたが、島では奇跡的に歩けるようになり、運命に導かれるように“島の力”を信じていく。
狩猟やサバイバル術に長けており、島の謎を探求することへの執着が強い。
周囲からは神秘主義者と見られる一方で、孤独や劣等感も抱えており、その信念が時に周囲との衝突を生むことも。
ツッコミ(ネタバレあり)
途中からのジャックやベンとの争いは、観ていてホントもどかしかったです。。
もっとさっぱりした性格だったらイケオジだったのに^^;

サイード・ジャラー
(Sayid Jarrah)
俳優:ナヴィーン・アンドリュース(Naveen Andrews)
元イラクの通信兵。軍人らしく冷静沈着で、機械の修理や拷問の技術(!?)にも長けている頼れる理論派。
墜落直後からグループを支える中心人物のひとりで、特に通信機器の復旧などで活躍する。
見た目のクールさとは裏腹に、実はとても義理堅くて情にも厚いタイプ。
恋焦がれるナディアとの再会を願いながらも、島ではシャノンとのロマンスも展開。
過去には拷問に関わる辛い記憶を抱えていて、常に「正しさ」と「任務」の間で揺れ動く姿が印象的。
どこか影がありながらも、仲間を守るときの覚悟は誰よりも強い、静かなヒーロー。
ツッコミ(ネタバレあり)
戦闘能力高くて頭も良い。そんなサイードがベンに操られている感じはちょっと納得できないところがありました、、(^^;;
最初にベンと会った時にトドメを刺しておけばと何度思ったことか…

ジンスー・クォン
(Jin-Soo Kwon)
俳優:ダニエル・デイ・キム(Daniel Dae Kim)
韓国出身。妻のサンと共に815便に乗っており、最初は英語が話せず、無愛想で怒りっぽいイメージを持たれていたが、島での生活を通じて少しずつ心を開いていく。
過去には貧しさから危ない仕事にも手を出していたが、実はとても真面目で誠実な性格。
最初は妻を束縛しがちだったが、島での経験を経て、サンとの関係もゆっくり変化していく。
言葉の壁がありながらも、釣りや協力作業を通じてハーリーやマイケルとも友情を築いていく姿が微笑ましい。
武器も使えるし、サバイバル能力も高い。後半では「誰よりも信頼できる仲間」として成長していくキャラクター。
ツッコミ(ネタバレあり)
後半一番好きなキャラクターでした。英語がペラペラになっているのは笑えたし、サンの浮気を許したシーンは涙涙でした(/ _ ; )

サンファ・クォン
(Sun-Hwa Kwon)
俳優:キム・ユンジン(Yunjin Kim)
韓国出身の女性で、ジンの妻。上品で控えめな印象だが、実は芯がとても強く、島での生活の中でその内面がどんどん明らかになっていく。
事故直後は夫ジンの通訳をせず、あえて言葉を隠していたが、実は英語が話せることが判明して、みんなを驚かせた。
父は財閥のトップという複雑な家庭に育ち、愛と自由のはざまで揺れ動いていた。
ジンとの関係には葛藤もあったが、島で共に過ごすうちに、互いを想い合う気持ちを取り戻していく。
植物や自然にも詳しく、島での薬草づくりやケガの手当てにも貢献。
知性と優しさ、そして静かな強さを持つ、グループにとってなくてはならない存在。
ツッコミ(ネタバレあり)
浮気のシーン以外は終始好感を持てるキャラクターでした。
あんなひょうろくみたいな人と浮気するなんて…(/ _ ; )

ジェームズ・フォード
(James “Sawyer” Ford)
俳優:ジョシュ・ホロウェイ(Josh Holloway)
本名はジェームズ・フォード。だけどみんなからは「ソーヤー」のあだ名で呼ばれている、皮肉屋でタフな一匹狼。
島でもとにかく人に突っかかるし、あだ名をつけるのが得意(というかクセ)。最初は物資を勝手に集めて独り占めする“トラブルメーカー”だった。
でもその態度の裏には、幼少期に家族を失った過去や、詐欺師としての罪の意識が隠れていて、本当はとても不器用で優しい一面も。
サバイバル能力も高く、危険な状況でも冷静に立ち回るタフガイ。
ケイトとの複雑な関係や、ジュリエットとの意外なロマンスなど、恋愛面でも見逃せない存在。
ツンデレ+ダークヒーロー系の魅力で、物語の中でも常に印象に残るキャラクター。
ツッコミ(ネタバレあり)
主任(笑)
結局一番イケメン。ジュリエットと暮らしている時が一番幸せそうだったので、ケイトたちは島に帰ってきて欲しくなかったです(/ _ ; )

マイケル・ドーソン
(Michael Dawson)
俳優:ハロルド・ペリノー・ジュニア(Harold Perrineau Jr.)
一人息子のウォルトと一緒に815便に乗っていたマイケル。
突然の父子生活に戸惑いながらも、島でなんとかウォルトを守ろうと奮闘する、ちょっと不器用なお父さん。
建築関係の仕事をしていたこともあり、木材を使った作業やいかだ作りなど、クラフト系の頼れる人材。
でも感情が先走りがちで、仲間との衝突も多め。特に“ウォルト命”なあまり、周囲が見えなくなることも…。
「息子を守りたい」という一心から、物語中盤では衝撃的な決断をしてしまい、信頼を失う場面も…
ツッコミ(ネタバレあり)
ソーヤーと漂流した時のやりとり、アナルシアたちを撃ったこと、自分勝手でメインキャラクターの中では一番好きになれませんでした^^;(共感できる人も多いはず)

ウォルト・ロイド
(Walt Lloyd)
俳優:マルコム・デヴィッド・ケリー(Malcolm David Kelley)
マイケルの息子で、オーシャニック815便の数少ない子ども乗客。
最初は無口で何を考えているのかわかりにくいけど、実は島の中でも“特別な力”を持っている存在として描かれる。
読んでいた本の内容が現実になるような不思議な現象、動物を引き寄せる力、夢の中で他人に話しかけるような描写など、何かと超常的な気配がつきまとう少年。
島にいる他の“大人たち”とはまるで違う、純粋さと謎めいた空気を同時にまとうキャラ。
マイケルとの親子関係には距離がありながらも、徐々に絆を深めていく。
ツッコミ(ネタバレあり)
ウォルトはLOST一番の謎ですね、、、
謎が多すぎるので別で解説ブログを書くようにします^^;

ブーン・カーライル
(Boone Carlyle)
俳優:イアン・サマーホルダー(Ian Somerhalder)
シャノンの義理の兄で、お金持ちのお坊ちゃま出身。見た目は爽やかイケメン、でもどこか頼りなくて一生懸命な“良い人”キャラ。
島では何かと人の役に立ちたいと頑張るが、どこか空回り気味。特にロックに強く影響を受け、彼の「島の謎を知るための行動」に惹かれていく。
最初は「保護者っぽい存在」としてシャノンに付きまとうけど、島での出来事を通して徐々に自分の進む道を探し始める。
ロックとの冒険や“運命”にのめり込む姿は、ちょっと危うくも純粋。
物語序盤で悲劇的な役割を担うが、その存在はロックの運命にも深く関わり、島の“試練”の象徴として視聴者の記憶に残ることに。
ツッコミ(ネタバレあり)
亡くなってから以降のストーリーが凄すぎて、あっという間に記憶からいなくなりました(ごめんなさい)^^;

シャノン・ラザフォード
(Shannon Rutherford)
俳優:マギー・グレイス(Maggie Grace)
最初は「ザ・わがままセレブお嬢様」な印象で、メイクもバッチリ、荷物も大量、サバイバル生活に不満たっぷり。
義兄のブーンに甘えたり、何もしないで文句を言ったりと、みんなからの評価はお世辞にも高くない…。
でも、次第に島の中で自分の居場所を見つけようと努力し始める。
サイードとの意外なロマンスもあり、そこから少しずつ素直な面や心の傷が明かされていく。
ツッコミ(ネタバレあり)
ホラー映画で最初に殺されるパターンの女性という感じですね。登場期間短いけれどブーンよりは印象に残ったかも。
最終回で出てくれた時は嬉しかった^ ^

ヴィンセント
(Vincent)
役:マディソン(Madison)
ウォルトが飼っていた愛犬で、唯一の“非人間”生存者として島の生活に溶け込んでいる癒し系キャラ。
言葉は話さないけれど、感情や空気をしっかり読んでいて、いつも絶妙なタイミングで登場してくる。
仲間たちのピンチや別れの場面でそっと寄り添ったり、誰かの後を静かに追いかけたり、まるで島の“目撃者”のような存在。
ツッコミ(ネタバレあり)
ただただ可愛い。実は雌らしいんですが、雄役で出演していたそうです。
島で騒ぎが後、ヴィンセントの生存が確認できるとホッとしました(^ ^)

ダニエル・ルソー
(Danielle Rousseau)
俳優:タニア・レイモンド(Tania Raymonde)
16年前に島に漂着したフランス人科学者。
遭難者でありながら、オーシャニック815便の生存者たちの前に“島の先住者”のように現れるミステリアスな存在。
かつて科学調査のためこの島に来たものの、仲間は“何か”に感染したと語り、自らの手で殺した過去を背負って生き続けている。
その後は島の奥地で一人きり、独自のトラップと装備で“生存しながら狂気と闘う”という極限の生活を送る。
「他の者たち(The Others)」や「ささやく声」など、島にまつわる重要キーワードを最初に語る人物であり、物語のスケールを一気に広げるキーパーソンでもある。
娘・アレックスを奪われたと語りながらも、その真相はすぐには明かされず、彼女の狂気と母性が入り混じった行動には、どこか切なさも漂う。
時に冷酷、時に理性的、そして驚くほど繊細。
ルソーという存在自体が、LOSTのテーマである「孤独・信念・母性・狂気」を体現している。
ツッコミ(ネタバレあり)
ベンを捕獲した時すぐに仕留めておけば、どれだけの悲劇を防げたか…
結構サブキャラクターの中では重要な位置にいたのに、最期はあっけなかった( ; ; )
でもこの普通のドラマっぽくないのもLOSTの良いところ。